イソトレチノイン内服
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イソトレチノイン内服とは
イソトレチノインは、炎症を伴う重症のにきび治療に用いられる内服薬です。 にきびの中でも、膿腫(のうしゅ)を伴う頬や顎のにきびは難治性と言われています。保険診療の範囲での塗り薬で多くのにきびには改善がみられますが、長期間で保険診療での治療を行っても治らないにきびがあり、膿腫や炎症を伴うにきびはそのひとつとなります。
当院では保険診療のにきび治療で効果が見られない患者様に対し、次の治療手段としてイソトレチノイン内服をご提案しております。
期待できる効果
イソトレチノインは、皮脂腺の働きを直接抑えることで、にきびの原因を根本から治療していくことができます。また、治療終了後もにきびができにくくなることが特徴です。
- 皮脂の分泌を抑える
皮脂の分泌量を約70〜90%抑えることで、毛穴の詰まりやアクネ菌の増殖を防ぎます。
副作用として肌が乾燥しますので、保湿をしていくことも大切です。 - 毛穴の詰まりを予防
イソトレチノインは角化異常を抑えます。
角質による毛穴つまりを抑えることで毛穴が塞がりにくくなり、にきびを予防します。 - 炎症を抑える
アクネ菌の増殖によって、肌に炎症が生じます。
炎症のもとになる物質の抑制や免疫バランスの調整により、赤にきびや膿を伴うにきびの炎症を鎮めます。 - 長期的な予防
皮脂腺を縮小するため、服用終了後も数カ月〜数年にわたりにきびが予防できるケースがあります。 服用開始から2〜3カ月で炎症性にきびの減少が見られ、6カ月程度で肌質の変化を実感する方が多いです。初期には一時的ににきびが悪化する場合もありますが、多くの場合は一過性です。
内服できる方・できない方・注意点
内服できる方
- 炎症を伴う重症のにきびで、抗菌薬や外用薬で十分な改善が得られない方
- 女性は15歳以上、男性は18歳以上
- 治療中に妊娠の可能性がない方
できない方・注意点
以下の方は、投与において注意が必要です。使用の可否や投与方法については医師とご相談ください。
- 妊娠中・妊娠の可能性がある・授乳中の方
妊娠中、またはイソトレチノインを服用中に妊娠した場合、短期間のいかなる量であっても胎児に先天異常、流産、早産、死産の危険性があります。女性は内服中および内服終了後1カ月間は必ず避妊をする必要があります。 - 15歳未満の方・成長期で身長がまだ伸びている方
- うつ病などの精神疾患で治療中の方
- 大豆・ピーナッツアレルギーのある方
- テトラサイクリン系抗生物質服用中の方
- 重篤な肝疾患や腎疾患のある方
- 高脂血症や高トリグリセリド血症が強い方
- ビタミンA過敏症の既往、ビタミンAを含むサプリ内服中の方
治療期間と服用方法
- 服用開始
基本は1日1回、食後に1錠(20mg)から開始します。体重や症状に応じて、1日2錠(40mg)や隔日投与で開始することもあります。 - 服用開始2週間〜1か月後
初期には一時的ににきびが悪化・増殖することがあります。必要に応じて抗生物質併用や投与量調整を行います。 - 半年(24週間)の治療1クールは約半年間で、治療後は3カ月の休薬期間を設けます。再発が軽度であれば終了し、気になる場合は休薬後に再度内服を検討します。 繰り返すことで、にきびがほとんど目立たない状態を目指します。
リスク・副作用
- 皮膚や唇乾燥(鼻粘膜が乾燥することで鼻血がでやすくなることも)
- 目の乾燥や刺激感(ドライアイ)
- 皮膚の赤みやかゆみ
- 一時的なにきび悪化
- 肝機能・血中脂質の異常(定期検査で確認)
- 体質に合わない場合にアレルギー症状、頭痛、吐き気、関節痛
- 催奇形性:女性は内服中および内服終了後1か月間は必ず避妊をする必要があります。
異常が見られた場合は直ちに医師へ相談してください。
イソトレチノイン内服の費用
現在準備中
※医薬品医療機器等法上の承認を得ていない未承認医薬品です。
※同一の成分や性能を有する他の国内承認機器等はありません。
※米国のFDA(食品医薬品局)で承認されています。
胎児の催奇形性、鬱、精神病などの精神疾患の副作用も報告されています。
※医師の判断の元、国内販売代理店経由で購入しています。